
小売用 業務用
株式会社エスクリ WINELIST
IWC(インターナショナル ワイン チャレンジ)でシルバーメダルを受賞
年代:2016
地域:オレンジ ワンドゥーヴィンヤード
品種:シラーズ 100%
アルコール度数:14%
色調:薄い赤紫色
香り:プラム、凝縮したフルーツの香り、土っぽさ
エレガントで可憐な敦子さんのシラーズの最高峰
オーストラリアのワイン産地の中で、最も標高の高いとされる産地「オレンジ」の特徴も感じていただきたい。凝縮した果実味、絶妙な加減に抑制されたフルーティーな香りと味わい。 クリーミーでいて、とても繊細なタンニンを感じます。 口当たりが、とてもデリケートでエレガント。余韻も長く続きます。

醸造家からのコメント
2014年の初ヴィンテージがIWCでシルバーメダルを受賞しています。 非常に評価の高いワインだったため、2016年にも期待しています。 2016年は、2014年に勝る素晴らしい果実で、2014年の醸造経験を活かし素晴らしいワインに仕上がったと思っています。
「日本初の女性醸造家」であり 「オーストラリア唯一の日本人醸造家」
オーストラリアで最も古くからワインが造られている銘醸地ハンターバレー。詳しくは、アッパーハンターとローアーハンターに分かれており、アッパーハンターには現在4つのワイナリーが存在しています。そのうちの1つが「スモールフォレスト」です。
この地を感じ、愛していることがまっすぐに伝わってくるほど、見事にアッパーハンターの風土が表現されているワインです。醸造家であるラドクリフ敦子さんは日本、フランス、そしてオーストラリアでワイン造りを経験している34年のロングキャリア。さらには日本で蔵人としても有名酒蔵に入り、日本酒造りも経験しているという、とてもユニークなバックグラウンドを持ち合わせています。
和の心を込めて、広大なアッパーハンターの自然と共に生み出すワインは、一口飲むと優しさを感じるような柔らかい口当たりとたっぷりの旨味が特徴です。

スモールフォレストワインの味わいについて
敦子さんは、その味わいを「ちらし寿司」を例に話してくださいました。
・・・それぞれの材料を、切り方や調味料を変えて料理し、最終的に炊き上げたお米と混ぜ合わせる。素材それぞれの歯触り・味・香り・それらが素晴らしいハーモニーになって食べる楽しさを与えてくれる。
これは、日本人だから感じる繊細な美味しさであり「和の心」。
その和の味わいが、ワインに感じられたら、どうだろう?
香りが素晴らしい・飲んで美味しいことに加えて、何かもう一つ特徴が欲しい。そこで、醸造過程の発酵で役目を終えた酵母とワインを、経過を見ながら長く一緒にしておいた。そうすることで、より香り豊かで口当たりの柔らかい最高のワインが出来上がった。
角の取れた柔らかなワインからは、旨味が感じられ、
和食との相性が、非常に良いのです。

蔵人としての経験から学んだ『感性』を活かしたワイン造り
日本、フランスそしてオーストラリアでワイン造りをした後に酒蔵に入り‘蔵人’を経験しているラドクリフ敦子さん。
酒造りの経験があるワイン醸造家は、世界中を探してもそう見つからないはずです。
ユニークなバックグラウンドを持つ敦子さんが、‘蔵人’として学んだことそれは、『感性』だといいます。
その土地で長い年月をかけて造られてきた日本酒というものは、その土地だから造られる。そして、そこに住んでいる人たちだから造れるものだということ。
四季を通じ、自然を愛で、その地のものを食し生活をすることで、彼らの感性が創られる。それは、ワイン造りにも言えることでしょう。
このアッパーハンターに住み、ワインを造る。敦子さんのワインからは、温かな気持ちと広大なアッパーハンターの自然に溶け込んだ繊細な日本の心を感じることが出来ます。